チャンプルー
炒めもののこと1。沖縄の惣菜料理の代表選手だ。豆腐が入るのがきまりである。1種類か2種類の野菜に豆腐を投げこみ、豚のこま切れなどを入れて炒める。
使う野菜の名前を上につけてゴーヤーチャンプルー、ナーベーラチャンプルーなどという。苦瓜やヘチマを食べたことがない人は、最初は戸惑うが、これがうまい。沖縄の豆腐は固く締まっているため、炒めものにピッタリである。夏の暑い時に、ゴーヤーチャンプルーとアーサ汁御飯を食べると元気がでてくる。
椎名誠監督の『うみ・そら・さんごのいいつたえ』の50日間におよぶ石垣ロケで、このチャンプルーを毎日のように食べたが、飽きることはなかった。暑い石垣島のロケ現場がのりきれたのも、このチャンプルーのおかげである。
【編集部注】
- 元々は沖縄の言葉で「ちゃんぷるー」は「混ぜこぜにしたもの」という意味で、さまざまな素材を混ぜ合わせて炒めるのでチャンプルーと呼ばれる。